〇 田能遺跡は、1965年(S40)9月、田能字中ノ坪を中心とする猪名川流域におい
て、工業用水池設置の工事が進められている現場で大量の土器が発見され、この地に
大規模な遺跡があることが推定され、緊急発掘が行われた。
約1年間にわたる発掘調査の結果、石器土器の他、住居跡、各種の墓、宝石遺物等
が発掘され、この遺跡が弥生時代の全期間にわたる大集落であることが判明し、196
9年(S44)6月に国の史跡に指定された。翌年この貴重な遺跡を永久に保存するた
めに、市は田能遺跡公園を整備開園して、資料館を建て、約20万点の出土品を陳列
、公開している。
毎年11月には、市民まつりの一環として、田能遺跡まつりを開催し、遺跡の顕彰
と遺跡に眠る先住者への供養を行い、併せて婦人会や子供会などのおどりで、地域
の人々をはじめとする多くの人々が往時を偲ぶのである。
「東園田町会50周年誌より引用」
文責. 園田まちづくり委員会
坂口 勲
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