〇 船(ふな)詰(づめ)神社(じんじゃ)のイベント
① 節分祭:2月3日、夕刻より。盛大な豆まきに子供たちの歓声があがり、例年老若
男女500名を超える人々で賑わう。
② 船詰狂言:年1回、春か秋に境内で開催、船詰の森が好事家の笑いに包まれる。
〇 船(ふな)詰(づめ)神社(じんじゃ)の御祭礼日
① 歳旦祭:大晦日~1月元旦。宮当番(氏子)は23時頃より篝火を焚き、初詣
参拝者を迎える。
② トンド祭り:1月15日。朝6時より神事を行い、納められた古いお札が焚き
あげる。昔は、そのイベント・お祭りで賑わう船詰神社 東園田1丁目火種を持ち帰り小豆(あずき)粥(がゆ)を炊く習わしであった。
<1月1日~15日まで、新年交通安全祈祷が行われる。>
③ 春祭:3月18日。
④ 清玉稲荷祭:4月牛(うしの)日(ひ)。
⑤ 水無月大祓祭:6月29,30日。氏子は前週の日曜日に猪名川に生えている葦(よし)を
刈り集め、茅(ち)の輪(わ)を作る。当日は、善男善女が茅の輪くぐりの唄
を唄いながら境内をねり歩き、夏越のお祓いをする。
通称「交通神社」と言われるお社の茅の輪は、車も通れる大き
なもので、6月最終日曜日には、交通安全の大祓・夏季特別祈祷
が行われる。
※ 茅の輪くぐりの唄
一、 思うことみなつきねとて麻の葉を 切りに切りても祓ひつるかな
一、 水無月の夏越の祓いする人は 千歳の命延ぶと言うなり
一、 宮川の清き流れにみそぎせば 祈れることの叶わぬはなし
⑥ 秋の例大祭;(10月17日宵宮・18日本宮)であるが、17,18が土日にならない年
は、その前週の土・日に行う。
だんじり巡行もあり、子ども達も威勢よく引っ張る。
⑦ 七五三詣り:11月中。
⑧ 新嘗祭:12月18日。
⑨ しめ縄作り:氏子が集まって、もち藁(わら)でしめ縄を作り新年を迎える準備をする。
〇 船(ふな)詰(づめ)神社(じんじゃ) 東園田1丁目。 旧地名は冨田(とうだ)。
旧冨田村の氏神として古くからこの地に祭られたお宮、御祭神の鳥(トリ)之(ノ)磐(イワ)楠(クス)船(ブネノ)命(ミコト)(別名.天鳥船命)は古事記にもあるように元来、海路交通の神であることから、このお宮で交通安全の祈祷を受ける人が多くあります。
明治44年に天神社を、昭和50年10月に現在地に遷宮され、昭和51年には愛宕社を
合祀するようになりました。
現在の社殿、社務所は、昭和51年の土地区画整理で新しく建てられたもの。
末社に、稲荷社、天神社、愛宕社があります。
※ 船(ふな)詰(づめ)神社(じんじゃ) 冨田(とうだ)
御祭神は鳥(トリ)之(ノ)磐(イワ)楠(クス)船(ブネノ)命(ミコト)(別名.天(アマノ)鳥(トリ)船(フネノ)命(ミコト))で古事記では、イザナギ、イザナミが15番目に生んだ神とされ、また出雲国譲りの時の副使に天鳥磐楠船神の名がある。
現在社殿及び境内は猪名川改修のさいに、陸地となった旧猪名川敷に建てられたもの
で旧社は字神上(現.船詰公園)にあった。
その社殿は1間3尺×1間2尺、幣殿2間×1間、拝殿3間×2間の木造であった。
また旧社の地は、前方後円墳の上であった可能性があり、戦前あった周濠をさらえた
時、多数の遺物が出ている。
現在の境内に多くの社があるが、古来の社は天神社と荒神社であり、天神社は祭神が
天(アマノ)常(トコ)立(ダチノ)尊(ミコト)(古事記でははじめから5番目の神、日本書紀本文にはない)で字天神
(現在尼崎~豊中に至る道路になっている)にあった。
荒神社は江戸中期に洪水で失われて、所在不明である。
他の境内社は現宮司が追加した。
文責.園田まちづくり委員会
森田 紀雄
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